ただ、最後までぎりぎり粘って頑張ったのは、強いて言えば日本と韓国ぐらいの国だったというふうなことも聞いておりますけれども、しかし食糧問題のミニマムアクセスを受け入れない、断固反対だということになれば、これはガットそのものから日本は脱退するというようなことにもなりかねないので、これはやっぱり日本経済全体のものも考えなきゃならぬという立場からするならば、ぎりぎり頑張って、これはもうここまで来ればやむを得
村山富市
特に我が国に適用いたしました関税化の特例措置のところの、六年目に実施することとされております協議におきましても、非貿易的関心事項に配慮してやるということになっておりまして、我が国もいろいろな機会に、これは何もガットそのものの交渉云々ということではなくて、ガットそのものの例えは環境問題の検討というようなことも行われていきましょうし、それからFAOもございます、OECDもあります、いろいろな機会にそれは
東久雄
○国務大臣(畑英次郎君) 六年を経過する一年前の協議におきましては、ガットそのものの精神等々も論議の対象になりましょうし、あるいはまた、ただいま御指摘のありましたような各項目につきましても協議が行われる、協議対象になる、こういうように理解をいたしております。
畑英次郎
○畑国務大臣 二田先生御指摘のとおり、このガットそのもののそのときどきの、スタート時点のあるいは途中における物のとらえようといいますものは、やはり最初の基本的な考え方の中からその時代の問題点を、ある意味では世界の首脳の方々があるいは我が国の大先輩の総理等々が、絶えず世界の自由貿易の増進を図ることによって、それぞれの国の経済的なあるいはまた人的な交流等々を盛んにする中でお互いの繁栄を期そうというものをその
畑英次郎
何といっても、この問題は、ガットそのものがいわゆるまとお役の立場でもって具体的なアクションを起こす段階に入っておるというような意味合いの中で、御案内のとおり、先般参りましてジュネーブで、あるいはまたシュタイヘン農業担当委員にもお目にかからせていただいて、従来のことをさらに念押しをさせていただいた、国会決議といいますものを重ねて主張をさせていただいた、こういうことであるわけでございます。
畑英次郎
○畑国務大臣 委員御指摘のとおり、国会決議、そしてまた、我が方におきます連立内閣スタートに当たっての八党派の合意、これを私どもは踏まえて、今先生御指摘のような重要性、重み、これを踏まえて、今最終段階ではございますが、私どもはさような見地からの我が方の主張を粘り強くさせていただいて、この段階におきましては、やはりガットそのものが、まとめ役のサイドから、従来の我が方の主張に対して何らかのアクションが出てくる
畑英次郎
○国務大臣(畑英次郎君) 御案内のとおり、まず一点申し上げさせていただきたいと思いますけれども、我が国が米の例外なき関税化を受け入れなければガットそのものが、ウルグアイ・ラウンドそのものが壊れるという御指摘がございましたが、そういう受けとめ方は私は極めて短絡的な間違いである、こういう基本的な認識でこれからも主張を続けてまいりたい、かように考えておるわけでございまして、そういう中にございまして、今交渉
畑英次郎
ただやはり、十二月十五日というのは、これはもうサミットの中で今お話があったとおり、そしてもう一つはガットそのものの中でも、会議の中でも、これはまさに一つのターゲットとしてやっておることでありまして、私どもはやはりガットに恩恵を受けている国なんです。
羽田孜
こうした動きは極めて重大であり、ウルグアイ・ラウンドのみならず、ガットそのものの基本にもかかわる問題だと認識しています。そこで、ダンケル案の修正というよりラウンドの開始宣言の基本的な修正であると言っても過言ではないだろう。こうした米国側の動きに対して、政府としてはどう対応するか。
竹内猛
最大の障害がある輸出補助金は厳然として残されておりますし、クリントン新大統領はウエーバー条項の支持を表明しておられるわけでありまして、アメリカのこうした一方的な主張は極めて不当だというふうに私は思いますけれども、ガットは、各国の経済主権を前提にして参加国が合意できる範囲で貿易交渉や紛争処理を行う国際組織であって、輸出大国の論理を一方的に輸入国に押しつけることがまかり通るというようなことになれば、ガットそのものが
藤田スミ
ただ、私どもがここで注意しなければならないと思いますのは、これはただ効率化するとかそういうことだけではなくて、やはりこのガットそのものというものはこれは成功させていかなければならない。これは、ガットといいますか、自由貿易という中で最大の恩恵を受けている国として、これを推進するということは非常に重要なことであろうと思っております。
羽田孜
新聞等の報ずるところによりますと、四月決着微妙にとか、四月決着困難か等の悲観的な見通しも報じられておるわけでありますが、現在どうなのかということと、万一決裂した場合はガットそのものが崩壊するのか、前回ラウンドまでの合意というのは有効に機能するのかどうか。そしてまた、決裂した場合、世界経済は決定的にブロック化の方向にいくのかどうか。
井出正一
お互いの立場に立って相手の立場も理解して、そして努力をしていくどいうことだと思っておりますが、国際貢献、品格ある国づくりという総理のお考えの中に、このガットの精神、ガットそのものをどう位置づけておられますか、お伺いをいたします。
また、今農業分野を除く分野での取りまとめは進んでいると伺っておりますが、順調にいっておりますかどうか、問題があればお教えをいただきたいと存じます。
前田勲男
ただ関税の問題一点については、向こうはガットそのもの全体が関税だということの基本的な話がありました。もう一つは、食糧安保もいろんなやり方があるではないかという話が実はありました。
近藤元次
これは実は林産物だけではない、農産物でもそうでございますが、ガットそのものも一次産品については本来例外措置を認めるという基本原則を持っているわけでございます。ただ、最近のウルグアイ・ラウンドなんかの動きを見ておりますと、一次産品貿易もできるだけ自由化して貿易を拡大することが最善の措置だという考え方が非常に強くなっておりますが、一次産品については私はこれは大変疑問に思っております。
大内力
これはどういうことかというと、そもそもガットのウルグアイ・ラウンド、ガットそのものが自由貿易を推進するということではありますけれども、農産物については特別ないろいろな規定がこれまでにあったわけですね。その改革なんですけれども、農業とか農産物についてのこれまであった特別な扱いにはそれなりの理由があったわけなんですね。それは農業固有の性格に起因している面がある。
柳沢伯夫
世界の趨勢を大別しますと、やはり今回のウルグアイ・ラウンドは、ガットそのものの機能の強化並びにそのほか幾つかの話題がございますが、特に農業に絞る場合には三つに分けられるのじゃないか。それはアメリカの立場とそしてECの立場、さらには農産物輸出国としてのケアンズ・グループ、これはカナダ、オーストラリア等々でございますが、そうしたグループの意見に分かれるのじゃないだろうか。
宇野宗佑
こうなればガットそのものをアメリカが否定するような形になるわけですね。ですから、もしもそのようなことがあった場合には、逆に日本がガットに提訴をするというようなことがあってもいいのではないかと。
菅野久光
○菅委員 それにまさにダブるかのように、今ウルグアイ・ラウンドの問題が出ましたが、ガットそのものの中でも現在知的所有権の保護をめぐる各国間協議がなされているというふうに聞いております。その中で特に米国は、この知的所有権というものの範囲の中に企業秘密を含ませろということを主張している。
菅直人
それらのいわゆるガットの判定基準あるいはガットそのものの判断をする要素、こういったようなものが非常に私どもの期待しておったのより厳格に、厳し過ぎたということがアウトになった理由じゃないかということを考えますし、また、経済的要因、判断外の他の要因は全然考慮されていないんじゃないか。
大塚清次郎